「帰国子女は英語がペラペラで羨ましい」

などとよくいう人がいますね。

結論から言うと、実は帰国子女でも英語があまり上手でない人が多いです。

僕自身は、アメリカの大学を2年次終了後、帰国した後、
上智大学の比較文化学部に編入したのですが、
そこには、典型的な英語ペラペラで気が強い帰国子女が溢れていました。

しかし、実はその影に、英語圏に数年住んでいたのに、
あまり英語が話せない帰国子女もたくさん存在します。

また、帰国子女と言っても、いつ海外にいたのか?
(幼い頃、小学生、中学生、高校生)によって
英語力にはかなり差があります。

その中でも、幼い時から小学生のときに帰国した
帰国子女は、ほとんどの人が英語を話せなくなっているのが現実です。

「英語が話せない帰国子女」にも2つのパターンがあると言えます。

ケース1

一つ目は、「英語自体の読み書き、スピーキングはできるがネイティブの価値観や常識を知らないので、ネイティブとあまりコミュニケーションがとれない」ケース。

ケース2

もう一つは、「英語の読み書きからすでにあやしい」ケースです。

ケース2のように、英語の読み書き自体、普通の日本人レベルの人もたくさんいます。

英語圏に住んでいたときは、それなりに英語で生活をしているのですが、子供なので、文法などを間違えて話していても、なんとなく通じてしまいます。

そして帰国すると英語を全く使わなくなるので、そのまま英語を話せなくなっていきます。

ただし、そういった人でも発音だけはネイティブ並みなので、「発音はネイティブなのに話せない」という非常にイタイ状態になります。

次にケース1ですが、こういった人はTOEICなどはそれほど勉強せずに900点以上とるのですが、実際には英語圏の文化にも溶け込めず、日本にもいまいち溶け込めず、中途半端なアイデンティティになる場合があります。

アメリカ人(欧米人)が中学〜大学で叩き込まれる思考方法や、
会話の作法を身につけておらず、
日本人的なコミュニケーションが身についてしまっているので、
いまいち、ネイティブスピーカーと会話ができません。

実際、そういう人は結構多いです。

では、「上智大学に入ってくるような多くのペラペラな帰国子女」
「英語自体はできるが、あまりネイティブとコミュニケーションがとれない帰国子女」の違いはどうして生まれるのでしょうか?

僕自身の経験から上智生や、アメリカで出会うことがある様々な日本人を観察した
結果、次のことが分かりました。

その親が英語に抵抗があると、子供もあまり英語が上手にならない。

逆に、親が堂々と、英語ネイティブと話している場合は、
子供も英語が話せるようになっています。

親が英語が苦手だと、なぜか、子供も英語に苦手意識をもってしまうようです。

もちろん、親は英語が苦手でも子供はペラペラになるケースも
あるとは思いますが、全体としてはアメリカに住んでいても、
親が英語が苦手な子供は、英語を習得しずらいようです。

ですので、もしあなたが自分の子供に

「英語を話せるようになって欲しい」
「国際的な人間になって欲しい」

と考えているのなら、自分自身が英語を学ぶことなしに
子供に適当な○ィズニーや○ャレンジなどの教材をやらせたり、
英会話教室に通わせも成功率は高くない
と思われます。

結局、親自身が

「英語ができるのはすごいこと」
「自分はそんなことはできない」

という観念に縛られていると、子供も同じように感じるようです。

勉強ができなかった人が、自分の子供には
「勉強しろ」
というのと似ていますね。

子供は親の背中を見て育つとはこれを見ても本当のようです。

子供を国際的なバイリンガルに育てたければ、
まずは自分自身が海外の人と恐れずにしっかりと
コミュニケーションを取れる力をつけることが重要ですね!

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