多くの日本人が日本は物価が高くて住みにくいと思ってますよね?
そしてアメリカは物価が安いと思われがちです。
僕が2003年にアメリカに留学したとき、
当時スニッカーズが45セントと安く感動したのを覚えています。
日本では僕が子供のころの1900年代、スニッカーズが120円くらい
して、100円を超えるお菓子には手が出なかったので、
このスニッカーズの安さを見て「アメリカは物価が安いな!」
と思ったものです。
まあ実際、僕が留学していた2003年から2005年くらいまでは
アメリカは日本に比べて物価が安い感じがしました。
しかし、2020年に近づく今、日本の経済は長いスパンで
ほとんど成長していない状態が続いており、
今や日本の方がアメリカより物価が安い感じがします。
2016年の今、スニッカーズでさえアメリカでも1ドルを超えており、
ちょっとしたスナック菓子が2ドルとかしたりします。
以前はアメリカに来ると「物価安!」という反応が多かったのが、
今は「高!」という感じですね。
というのも、アメリカでは過去10年間、と言わず
戦後常に物価が上がり続けています。
(2000年から2011年。赤い点線がアメリカ都市部の消費者物価指数。ビジネスインサイダーより。)
逆に日本の消費者物価指数の推移は2000年代は横ばいどころか
どんどんモノの値段が下がっている!
(ウィキペディア「消費者物価指数」より)
1997年までは物価が上がってきていたものの、
その後はむしろデフレ状態。
アベノミクスの影響か2015年に急上昇しているが、
これはスタグフレーションか。。。
要するにアメリカは過去15年間で着実に物価が上昇していたのに対し、
日本は逆にデフレが進んでいたということ。
だから昔は
「アメリカは物価が安い」
だったのが、
「アメリカは物価が高い」
に変わってしまったんですね。
実際に10年くらい前までは東京は世界1、2を争う
物価が高い街だったのですが、2015年現在では
以下のように平均的な世界の都市になってきています。
(ウォール・ストリート・ジャーナルより)
日本の国力低下は随分前から囁かれていることですが、
物価をとってみても、日本の存在感はどんどん落ちてきているんです。
僕の肌感覚では、20年後くらいには
アメリカ人の平均年収が800万円くらい、
日本人の平均年収が300万円くらいになっていて、
日本は先進国から見ると結構安く遊べる場所に
なっているんではないかと思います。
あくまで感覚ですが。
ですので、今あなたが日本で将来が見えずに
悩んでいるなら、さっさと海外に出て
英語と専門性を身につけるべく仕事と勉強をするのが
おすすめですよ!