多くのアメリカの大学、またカナダ、オーストラリアなど
他の英語圏の大学は、英語を母国語としない留学生(インターナショナル・ステューデント)
に対して、TOEFLやIELTSなどの英語試験で一定以上の点数を求めています。

通常、アメリカの大学ではTOEFL(iBT)61点が必要など、
入学に基準を設けています。

ただ、日本ではTOEICが最も一般的に使われる英語力の目安なので、
TOEICの点数を基準に何点くらいとれば留学できるか考えてみたいと思います。

まあ、実際TOEFLは大学に入るための英語力を測るテスト
TOEICはビジネスの文脈の中での英語力を測るテスト、
と目的や出題形式が違うので一概に比較はできません。

どちらのテストもETSという同じ非営利組織が運営しているのですが、
公式の換算表はありません。
(※1、あったらごめんなさい。教えてください!)
(※2、非営利組織といっていますが、受験料が高すぎて利益はどこにいっているのか謎です。)

ネットを見ると換算表を載せているサイトがあります。
そしてその換算はサイトによってかなり違います。

例えばこのユニゾン・イングリッシュ・スクールとか。


これを見るとアメリカの大学ではTOEFL(iBT)で61点を入学の基準に
しているところが多いのですが、TOEICでいうと、590点みたいです。

また、比較的難関大学などはTOEFL(iBT)80点を目安にしているケースが
多いですが、TOEICでは730点らしいです。

そしてハーバード大学などの超難関校は、最低でもTOEFL(iBT)100点が
必要と言われていますが、先ほどのサイトではTOEIC880点に換算されます。

うーん、僕の実感としては、このサイトはかなりTOEICに
下駄を履かせてますね。

TOEICで880点あってもTOEFLで100点はまずとれないと思います。

僕の個人的な実感としては、TOEIC930点くらいの人が
ある程度時間をとってしっかり勉強をしてTOEFLで100点くらいでしょうか。

僕自身は2009年にTOEIC910点、2012年にTOEFL(iBT)95点でした。

TOEICはさらっと2時間くらい勉強しただけで、910点とれたのに対し、
TOEFLは一ヶ月間、毎日2時間程度勉強して95点だったので、
肌感覚としては、上で紹介したサイトのTOEICに50点〜100点くらい点数を
足すと丁度よくなるかもしれません。

また、TOEICはリーディングと、リスニングだけしか出題されないのに対し、
TOEFLではライティングとスピーキングという、どちらも日本人が苦手とする
科目が含まれます。

そしてテスト自体の難易度もTOEFLの方がずっと難しく、
読まなければいけない文章のボリュームや、リスニングの一回の長さなどが
全然違うので、TOEFLの点数を考えるとき、TOEICの点数はあまり参考に
ならないと思ってた方が良いと思います。

極端に例えると、センター試験で満点とったとしても、
東大の受験問題が全く分からない、くらいの感覚でしょうか。

ということで、TOEICで考えるなら大学に留学するのに最低600〜700点くらい
必要でしょうか。

これを聞いて、少し落ち込んでしまう人もいるかもしれませんが、
この手のテストの点数は、中期的にしっかり勉強をしながら
2、3回受けてだめでも受験回数を重ねていけば、点数を上げていくことが
できるので、諦めないでくださいね。



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