日本人がアメリカに来て聞かれて困る質問の一つに

「日本人は何の宗教を信じてるんだ?」

若しくは、

「あなたは何を信じてるの?」

というものがあります。

belief

日本古来の宗教は神道と言われていますが、日本人は葬式は仏教寺、結婚式はキリスト教式で行うことが多く、普段、「自分が何を信じているのか」を強く意識することのない多くの日本人にとっては、何と答えればいいのか分からない質問をされるのです。

アメリカ(海外)ではこういった国内ではそれほど考えなくても単なる習慣として受け入れられていることを根掘り葉掘り質問されることが多いため、今まで当たり前だったことを、改めて考える機会が訪れます。

先日もアメリカ人のおばちゃんと話をしていて、

「日本の会社などでは、自分の考えをいってはいけない。
上司や先輩のいうことにすべて”YES”と答えなければいけない。」

といった話をしたところ、

「Why?それは行儀よく行動するためなのか?
レストランで店員さんが間違った料理を持ってきても指摘してはいけないのか?」

などと聞かれ、日本人が「そういうもの」とか「常識」とか「空気」とかいうものをいちいち説明する必要がありました。

日本では多くの場合、組織内部においては、きちんとした契約がなくても上司や先輩が部下や後輩に指示をできるのに対し、

アメリカでは、「年上だから偉い」とか、「先輩だから偉い」といった価値観はなく、また、組織の内部であっても、外部の人を扱うのと同じくらい契約を尊重しなければならないなど、

そもそもの論理構成が違う場合が多いため、アメリカ人に「なぜ?なぜ?」と聞かれると、意外と説明できずに困ることが多いです。

ピーター・ドラッカーも「学ぶべき課題は日本の外にいてこそ得られます」と指摘していますが(※『ドラッカー最後の言葉』講談社)、確かに自分が持っていた「常識」、考え方のベースを疑わざるを得ない経験をしてこそ、今まで見えなかった課題や問題点が見えてくると思います。

さて、題名の質問に対する答えですが、僕であれば以下のように答えると思います。

「日本の土着の宗教は神道、また約1500年前から仏教もポピュラーになっている。神道では”八百万の神”と言われ、何でも神にしてしまう多神教である。

また、仏教もインドから大乗仏教の流れで中国、日本に伝わってくる中で、キリスト教的な”救世主”の概念(弥勒菩薩)など、色々な宗教や考え方を取り入れながら発展してきた歴史がある。

だから神道と仏教をDNAに持つ日本人は、特に何かを強く信仰しているわけではないけれど、多神教をベースに習慣的にやっていることは何でも取り入れることに抵抗がない。」

この答えに関しては、賛成する人も、間違いを指摘する人もいるかと思いますが、考え方のベースが違う人たちとコミュニケーションをとり、価値観を広げることは本当に大切で、そうすることによって自分自身の思考が深まると思います。

ということで、他にもっといい答えがあったら教えてくださいね♪


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